
「焦点距離って何だろう?」「撮影距離はどう決めればいいの?」「カメラ初心者でもプロのような写真が撮れるのかな?」



今回はこのようなお悩みにお答えしていくでー!
焦点距離と撮影距離は写真の仕上がりを大きく左右する重要な要素ですが、基本的な関係性と使い分けのコツを覚えれば、初心者でも劇的に写真のクオリティを向上させることができます。
本記事では、焦点距離と撮影距離の基本知識から実践的な使い分け方法、さらにはプロが実際に使っている具体的な撮影テクニックまで、カメラ初心者が確実にステップアップできる内容を詳しく解説します。
焦点距離と撮影距離の基本知識をカメラ初心者向けに解説


焦点距離とは何か?初心者でもわかる基本概念
焦点距離とは、レンズの中心から撮像素子(フィルム)までの距離のことで、単位は「mm(ミリメートル)」で表されます。この数値が写真の写る範囲と表現を決定する重要な要素です。
簡単に言えば、焦点距離が短いほど「広い範囲」が写り、長いほど「狭い範囲を大きく」写すことができます。人間の目に近い自然な見え方は50mm前後とされており、これを基準に考えると理解しやすくなります。



ここでは一旦、数字が低くければ(例.14mm)広い範囲を写せて、数字が高ければ(例.200mm)狭い範囲を大きく写すことができるんやな〜くらいの認識でOK👌
撮影距離が写真に与える影響とは
撮影距離は、カメラから被写体までの物理的な距離のことです。同じレンズを使っても、撮影距離を変えることで被写体の大きさ、背景の写り込み方、遠近感が大きく変わります。
近づけば被写体は大きく写り、離れれば小さく写る─これは当然ですが、実は撮影距離の変化は単純に大きさだけでなく、写真全体の印象や雰囲気も劇的に変える力を持っています。



撮影距離に関しては、実際にカメラを覗いて、被写体に対して自分だけが動いて、写り方にどんな変化があるのかを体験した方が早い(笑)
焦点距離と撮影距離が写真表現に与える効果
焦点距離と撮影距離の組み合わせによって、以下のような表現効果を生み出すことができます:
- 遠近感の強調・圧縮:広角レンズで近距離から撮影すると遠近感が強調され、望遠レンズで遠距離から撮影すると圧縮効果で平面的な印象になります
- 背景ボケの調整:焦点距離が長く、撮影距離が近いほど背景がよくボケます
- 構図の自由度:撮影距離を変えることで、同じ被写体でも様々な構図で表現できます



焦点距離と撮影距離の組み合わせでどう変化があるのかやけど、単純に「焦点距離の数字が高いほどボケる」「被写体に対してカメラとの撮影距離が近づくほどボケる」ボケないようにするにはその逆をしたら良いってことやね🙌今カメラ持って試してみ!笑
焦点距離の種類と特徴|カメラ初心者が知っておくべきポイント
広角レンズ(24mm以下)の特徴と使用場面


広角レンズは広い範囲を写すことができ、以下の特徴があります:
- 写る範囲が広い:風景や建物全体を写したい場面に最適
- 遠近感が強調される:ダイナミックで迫力のある写真が撮れる
- 被写界深度が深い:手前から奥まで全体的にピントが合いやすい
主な使用場面は風景撮影、建築撮影、集合写真などです。



広角レンズを使う場面は上記のシーンが多いけど、実際はポートレート撮影とかでも使うからあまり捉われずに🙌
標準レンズ(35mm-85mm)の特徴と使用場面


標準レンズは人間の視野に近い自然な写りが特徴です:
- 自然な遠近感:見た目に近い自然な写真が撮れる
- 歪みが少ない:被写体が自然な形で写る
- 汎用性が高い:様々なシーンで使いやすい
日常のスナップ撮影、ポートレート、記録写真など、幅広い用途に適しています。



人物の撮影案件で1番使うのが標準レンズ!これは汎用性がかなり高いから、仕事をする上で最低でも1本は必ず持っておきたいレンズ🙌
望遠レンズ(100mm以上)の特徴と使用場面


望遠レンズは遠くの被写体を大きく写すことができ:
- 圧縮効果:背景が圧縮されて平面的な印象になる
- 美しいボケ:背景を大きくぼかして被写体を際立たせる
- 遠距離撮影:離れた被写体にも対応
ポートレート、野鳥撮影、スポーツ撮影などに威力を発揮します。



個人的には1番好きなレンズが望遠レンズ(笑)仕事でも使うシーンが多いけど、シンプルに望遠の世界はめっちゃ面白い😁かなりおすすめ👍
撮影距離の決め方|被写体との距離で変わる写真表現


撮影距離による被写体の見え方の変化
撮影距離を変えると、被写体の見え方が以下のように変化します:
- 近距離(0.5m-1m):被写体が大きく写り、背景がよくボケる。迫力ある表現が可能
- 中距離(2m-5m):バランスの良い構図で、自然な印象の写真が撮れる
- 遠距離(10m以上):被写体と背景の関係性を重視した写真になる
適切な撮影距離の測り方と目安
撮影距離の目安として:
- ポートレート:1.5m-3m程度が自然な表情を捉えやすい
- 全身撮影:3m-5m程度で歪みの少ない自然な写真
- 風景撮影:10m以上離れて全体のバランスを重視
最初は歩測で構いませんが、慣れてきたらカメラの距離表示も参考にしましょう。
撮影距離と構図の関係性
撮影距離は構図に大きな影響を与えます:
- 近距離:被写体中心の構図になりやすい
- 中距離:被写体と背景のバランスを取りやすい
- 遠距離:環境を含めた広い構図が可能
目的に応じて撮影距離を意識的に選択することが重要です。



撮影距離に関しては特に慣れが必要🙌場数こなしていったら感覚的に距離感が掴めてくるから安心して👌いちいち距離測る必要ないからね(笑)
焦点距離と撮影距離の関係性|プロが教える使い分けのコツ


同じ被写体でも焦点距離で変わる印象
同じ被写体を異なる焦点距離で撮影すると、全く違う印象の写真になります:
- 広角(24mm):周囲の環境も含めたストーリー性のある写真
- 標準(50mm):自然で親しみやすい印象
- 望遠(135mm):被写体に集中した印象的な写真
撮影距離を変えて焦点距離を固定する場合
一つのレンズ(固定焦点距離)で様々な表現を楽しむ方法:
- 同じ焦点距離で距離を変えることで、被写体の大きさと背景の写り込み方を調整
- 足で構図を作る習慣をつけることで、構図力が向上
- 一つのレンズを極めることで、そのレンズの特性を深く理解できる
焦点距離を変えて撮影距離を固定する場合
ズームレンズを使って撮影距離を固定し、焦点距離のみを変える撮影法:
- 同じ位置から被写体の大きさを調整できる
- 背景の写り込み方を簡単に変更可能
- 瞬間的な構図調整が可能で、動きのある被写体に有効
両方を組み合わせた効果的な撮影方法
プロが実践する効果的な方法:
- まず焦点距離で大まかな表現を決める
- 撮影距離で細かい調整を行う
- 複数のパターンを撮影して最適解を見つける
この組み合わせにより、意図した表現により近い写真を撮影できます。



俺の個人的におすすめなのは、先に焦点距離を決めて、その後に撮影距離を決めるやり方!そしたらいずれ自分の好きな画角が決まってくる👍
【実践編】シーン別の焦点距離・撮影距離設定方法


ポートレート撮影での最適設定
- 焦点距離:85mm-135mm
- 撮影距離:2m-4m
- 効果:自然な表情、美しい背景ボケ
風景撮影での最適設定
- 焦点距離:16mm-35mm
- 撮影距離:10m以上
- 効果:広大な景色、パンフォーカス
物撮り・商品撮影での最適設定
- 焦点距離:50mm-100mm
- 撮影距離:0.5m-2m
- 効果:歪みの少ない自然な写り
子供・ペット撮影での最適設定
- 焦点距離:35mm-85mm
- 撮影距離:1m-3m
- 効果:動きに対応しやすく、自然な表情



あくまで参考までに!自分で撮影距離や焦点距離を色々と試してみて、自分なりの「型」っていうのを見つけていってな👍
焦点距離と撮影距離を活用した写真表現テクニック
圧縮効果を活用した迫力ある写真の撮り方


望遠レンズで遠距離から撮影することで、背景が圧縮され、迫力のある表現が可能です。特に人混みや建物群を背景にしたポートレートで効果的です。



望遠好きの俺は圧縮効果めっちゃやる(笑)楽しいでー🤟
遠近感を強調したダイナミックな構図


広角レンズで近距離から撮影することで、手前の被写体が強調され、奥行きのあるダイナミックな写真が撮れます。



これをポートレートであえてすると面白い写真撮れるでー🤟
よくある質問(FAQ)


- 初心者におすすめの焦点距離は?
-
50mm前後の標準レンズがおすすめです。人間の視野に近く、様々なシーンで使いやすいため、基本を学ぶのに最適です
- 撮影距離はどうやって測ればいい?
-
最初は歩測で十分です。慣れてきたらカメラの距離表示やオートフォーカスの距離情報を参考にしましょう。
- ズームレンズと単焦点レンズ、どちらがいい?
-
初心者にはズームレンズが便利ですが、上達したい場合は単焦点レンズで「足で構図を作る」練習をおすすめします。
- 背景をもっとボカしたい場合は?
-
より長い焦点距離のレンズを使用し、被写体により近づくか、背景との距離を大きく取ることで、より強いボケ効果が得られます。
まとめ|カメラ初心者が今日から実践できる焦点距離・撮影距離のポイント


いかがでしたか?今回は【カメラ初心者】焦点距離と撮影距離をプロ目線で分かりやすく解説!を解説させていただきました。
焦点距離の基本
- 広角(24mm以下):広い範囲、遠近感強調、風景撮影に最適
- 標準(35-85mm):自然な見え方、汎用性が高い、初心者におすすめ
- 望遠(100mm以上):圧縮効果、美しいボケ、ポートレートに最適
撮影距離の使い分け
- 近距離(0.5-1m):迫力ある表現、背景ボケ効果大
- 中距離(2-5m):バランス良い構図、自然な印象
- 遠距離(10m以上):環境重視、全体のバランス
初心者が今すぐ実践すべきこと
- 50mm標準レンズで様々な撮影距離を試す
- 同じ被写体を異なる設定で複数枚撮影
- 足を使って構図を作る習慣をつける
- 撮影後の分析で次回に活かす
上達への近道
- 技術よりも実践経験を重視
- 制約を設けた撮影で創造力を鍛える
- 継続的な練習で理想の表現を目指す
焦点距離と撮影距離は、写真表現の基礎となる重要な要素です。焦点距離によって写る範囲と表現効果が決まり、撮影距離によって被写体の大きさと遠近感が調整されます。
初心者の方は、まず標準レンズ(50mm前後)で様々な撮影距離を試し、基本的な関係性を体感することから始めましょう。慣れてきたら広角や望遠レンズの特性を活かした表現にチャレンジしてください。
最も重要なのは、技術的な知識だけでなく、実際にたくさん撮影して経験を積むことです。同じ被写体でも焦点距離と撮影距離を変えることで全く違う表現ができることを、ぜひ実践を通じて体感してください。
継続的な練習により、必ず理想の写真表現に近づくことができます。今回学んだ知識を基に、楽しみながら撮影スキルを向上させていきましょう。
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