
「せっかく高いカメラを買ったのに、思うような写真が撮れない…」「オート撮影だけでは物足りなくなってきたけど、マニュアル設定が難しくて挫折してしまう…」



今回はこんなお悩みにお答えしていくで〜!
✅ 本記事の内容
・初心者におすすめの撮影モードと基本設定
・適切な光の捉え方と活用法
・カメラ設定の最適化とシャッターチャンス
✅ 本記事の信頼性
・全国トップクラスの写真館出身(2年間在籍)
・プロカメラマン歴6年(フリーランス4年)
・カメラスクール講師(受講生を卒業後プロの道に)
実は多くの初心者カメラマンが同じ壁にぶつかっています。でも安心してください。カメラ撮影の本質を理解し、基本的な知識を身につけるだけで、あなたの写真は格段に向上するでしょう。
カメラ撮影の3大要素(露出・ピント・構図)


写真撮影において最も重要な3つの要素は「露出」「ピント」「構図」です。これらをバランスよく理解し操作できることが、良い写真を撮るための第一歩となります。
露出とは、カメラに入る光の量を調整することです。露出はISO感度、シャッタースピード、絞り値の3つの要素で調整します。初心者の方は、まずオート設定で撮影し、徐々に手動で調整する練習をしていくと良いでしょう。
ピントは、被写体をくっきりと鮮明に写すために欠かせない要素です。最新のカメラにはオートフォーカス機能が搭載されていますが、意図した部分にピントを合わせるには、フォーカスポイントの選択方法を知っておく必要があります。特に人物撮影では目にピントを合わせると、印象的な写真に仕上がります。
構図は、画面内の要素をどのように配置するかという視覚的なバランスのことです。有名な「三分割法」は初心者でも簡単に応用できる構図のルールで、被写体を画面の中央ではなく、画面を縦横それぞれ3等分した線の交点付近に配置することで、見る人を引き付ける写真を撮ることができます。



正直なところ、この3大要素さえマスターしてしまえばカメラの使い方に関しては網羅できたと言っても過言じゃないくらい大事なところやから、頑張ってしっかりと覚えてほしいところやねん🫵
初心者におすすめの撮影モードと基本設定


初心者の方には以下の3つの撮影モードをおすすめします:
- Aモード(絞り優先モード):絞り値(F値)を撮影者が手動で設定し、適正露出になるようにカメラがシャッタースピードを自動で決定するモードです。絞りを制御することで、写真の被写界深度(ピントの合う範囲)をコントロールできます。
- Sモード(シャッター優先モード):シャッタースピードを撮影者が手動で設定し、適正露出になるようにカメラが絞り値を自動で決定するモードです。シャッタースピードを制御することで、動きのある被写体の表現方法を選べます。
- Mモード(マニュアルモード):絞り値とシャッタースピードの両方を撮影者が手動で設定するモードです。カメラの自動制御に頼らず、完全に自分の意図通りの露出設定が可能になります。
基本設定としては、以下の点に注意しましょう:
- 画質設定:可能であればRAW形式で撮影すると、後処理での調整の幅が広がります。
- ホワイトバランス:通常はオートで問題ありませんが、室内や特殊な光源下では調整が必要な場合があります。
- 測光モード:評価測光(マルチパターン測光)が最も汎用的です。逆光など特殊な状況では部分測光やスポット測光を使うと良いでしょう。



撮影モードは他にもオート、Pモード、シーンモードがありますが、自分で露出をコントロールするにはこのAモード、Sモード、Mモードの3つをマスターしよな!基本設定に関しては、Mモードを覚えたら測光モードは必要ないとのことだけ覚えておいて👍
撮影前の準備チェックリスト


良い写真を撮るためには、撮影前の準備が非常に重要です:
- バッテリーは十分に充電されているか
- メモリーカードの容量は十分か、正しく挿入されているか
- レンズに汚れやホコリがないか
- カメラの設定(ISO感度、ホワイトバランスなど)は適切か
- 撮影モードは目的に合っているか
- 手ブレ防止のために三脚が必要かどうか



撮影前にはこのチェックリストを必ず確認すること🫵
プロはめちゃくちゃ大事なことなのを分かっているから、
この準備を怠らない🙌スクショして撮影前に確認してな!
適切な光の捉え方と活用法


写真は「光を描く」という意味を持つように、撮影において光の理解と活用は最も重要な要素です。
自然光を味方につける撮影時間帯の選び方:
- ゴールデンアワー(日の出後1時間と日没前1時間程度)は、温かみのある柔らかな光が得られ、ポートレートや風景写真に最適です。
- ブルーアワー(日の出前や日没後の空がまだ明るい時間帯)は、青みがかった幻想的な光が特徴で、都市風景や水辺の写真を印象的に仕上げられます。
- 正午前後は光が強く影がくっきりするため一般的には避けられがちですが、コントラストの強い白黒写真には適しています。
逆光・サイド光・順光の特徴と活用シーン:
- 順光(被写体の正面から光が当たる状態)は、被写体を明るく均一に照らし、ディテールを捉えやすくなります。
- サイド光(被写体の横から光が当たる状態)は、被写体に影ができることで立体感と質感が強調されます。
- 逆光(被写体の背後から光が当たる状態)は、被写体の輪郭が光で縁取られるリムライト効果を生み出し、幻想的な雰囲気を演出できます。



光をコントロールできたら、写真の表現力がかなり上がる💪
大事な点は「時間帯で光を選ぶ」「被写体に光をどう当てるか」
この2点を意識して撮影するだけで写真がホンマに変わるで👍
構図の基本原則とフレーミング技術


三分割法とシンメトリーで視線を誘導する:三分割法は画面を縦横3等分し、その交点に重要な被写体要素を配置する基本テクニックです。人物の目や風景の特徴的要素をこれらの交点に置くことで、自然な緊張感と視覚的興味を生み出します。対照的に、シンメトリー構図は中央を基準に左右または上下が釣り合うよう配置し、建築物や水面反射の撮影で効果的です。
リーディングラインを活用した視線誘導構図:リーディングラインとは、道路、川、柵、線路など画面内の線状の要素を利用して、見る人の視線を主要被写体へと自然に導く構図テクニックです。これらの線を画面の隅から中心や主要被写体に向かって配置すると効果的です。
フレームの使い方とネガティブスペースの活用術:「フレーム内フレーム」は窓枠や木の枝などで被写体を囲み、注目度を高める技法です。一方、「ネガティブスペース」は被写体周りの余白を意図的に作り、被写体を引き立てます。良い写真は何を入れるかだけでなく何を排除するかも重要です。背景に不要な要素があれば、位置変更や背景ぼかしで対処しましょう。これをフレーミングと言います。



色んな構図を覚えることも大事ですが、それ以上に必要な技術がフレーミング🫵初心者は構図はできても、このフレーミングができていないことがホンマに多い…受講生さんにもこの重要性をいつも話してるなぁ…🤔
カメラ設定の最適化とシャッターチャンス


被写体に合わせたAFモードの選択法:
- シングルAFモード:動きのない被写体の撮影に適しています。
- コンティニュアスAFモード:動きのある被写体の撮影に最適です。
手ブレを防ぐシャッタースピードの基本ルール:
手持ち撮影の場合、シャッタースピードは少なくとも「1/焦点距離」以上に設定するのが基本です。
被写界深度をコントロールする絞り値の設定:
- 小さな絞り値(F1.8、F2.8など):背景をぼかしたポートレート撮影に適しています。
- 大きな絞り値(F8、F11、F16など):風景写真のように広い範囲にピントを合わせたい場合に適しています。



初心者にありがちなのが、どんなシーンでも開放F値(1番低い数値)にして背景ぼかして撮る点!シーンに合わせて適切な設定にせなアカンねん🙌それと、最初の内はシャッタースピードを手ブレしない設定にすること🫵1/200以上は必要!ブレてしまったら編集でもどうにもならへんから😂
よくある失敗と解決策


露出オーバー・アンダーの見分け方と修正法:
- 露出オーバー(白飛び)の修正法:シャッタースピードを速くする、絞り値を大きくする、ISO感度を下げる、露出補正を「-」方向に設定する。
- 露出アンダー(黒つぶれ)の修正法:シャッタースピードを遅くする、絞り値を小さくする、ISO感度を上げる、露出補正を「+」方向に設定する。
ピンボケを防ぐ5つのテクニック:
- フォーカスポイントの適切な選択
- 十分な光量の確保
- コントラストのある部分にピントを合わせる
- 適切な被写界深度の確保
- マニュアルフォーカスの活用
色かぶりの原因と調整方法:
- ホワイトバランスのプリセットを活用する
- カスタムホワイトバランスを設定する
- RAW形式で撮影して後から調整する



いきなりこの全部を意識して、完璧に撮影するのは難しいとは思う…やから、とにかく最初は失敗をしまくること🫵写真を見返して何がアカンかったかを考えて、ブラッシュアップしていくのが上達する最大の近道👍
まとめ


いかがでしたでしょうか?今回はカメラ撮影テクニックの基本|初心者が知っておくべき知識を解説させていただきました。
1.カメラ撮影の3大要素(露出・ピント・構図)
2.初心者におすすめのカメラモードと基本設定
3.撮影前の準備チェックリスト
4.適切な光の捉え方と活用法
5.構図の基本原則とフレーミング技術
6.カメラ設定の最適化とシャッターチャンス
7.よくある失敗と解決策
カメラ撮影の基本となる「露出」「ピント」「構図」の3要素をバランスよく理解し、適切な準備と設定を行うことで、初心者でも満足のいく写真を撮ることができます。特に光の特性を理解し、被写体や状況に応じた対応ができるようになれば、あなたの写真は格段に向上するでしょう。
継続的な練習が上達の鍵です。365日プロジェクトのような定期的な撮影習慣を身につけ、撮影と振り返りを繰り返すことで、観察眼が養われ、写真スキルが向上していきます。
失敗を恐れず、むしろ失敗から学ぶ姿勢が、写真上達の近道となるでしょう。
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